ゴミ拾い隊集合!

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卒業アルバムの文集から。

3つの「や」にちなんで
             
「やればできる」。「やすまずできる」とてもシンプルで、大切な言葉。何か自分の力で、こつこつ続けてできること、一つでも見つかるといいね。いや、一つくらいは何か必ず見つかるものです。そんな「ささやかなこと」を見つけたら、それを大切にできるといいね。きっとそれは君の生き方や、心の「芯」になるはずだ。
 例えば自分の事でちょっぴり恥ずかしいけれど、私は毎日学校の周りをまわってゴミ拾いや安全点検をした。館小のみんなが、少しでもいい環境の中で安全に学校生活を送れるようにと願いを込めて。私が館小のためにできることはそんな「ささやかなこと」だけだけれど、できることがあるってとてもうれしいことだ。
「やさしくなれる」。みんなはこれから生きていく中で、「自分の力だけではなかなかできないこと」もたくさん経験するといい。心に「芯」は必要だけれど、「やさしさ」もなくっちゃね。何でも自分一人で、やればできる、やすまずできるわけじゃない。自分で全部できるなんて思いこむことは、実は、危ない考えかもしれない。だって「ひとりぼっち」や「自分勝手」と紙一重になりかねないもの、ね。
 そう!実は前に書いたゴミ拾いのことは、実は私一人がやったことじゃない。まるまる2年間、雨の日も晴れの日も風の日も、いっしょにゴミを拾ってくれた仲間がいた。それは君たち6年生の仲間たちだ。とてもうれしかった。きっと一人だったら、毎日はできなかったと思う。毎朝20分。たった20分がとても楽しく、充実していた。毎朝みんなのやさしさに触れて、元気をもらった。みんなと一緒に学校のために働けたことで心が温かくなった。ゴミ拾い隊に参加してくれたみんな、どうもありがとう。
 こんなふうに、人にやさしく、自分にきびしくできたらいいね。これからみんなは時間をかけて自分を創り上げていくことができる。この先まだまだ長い長い道のりが待っている。それってとても素晴らしいことだ。どうか素敵な人になってください。お元気で!6年生のみなさんに出会えたことに、心から感謝します。
 
ゴミの拾い隊の一員 鈴木賢一
by tateyama_shou | 2014-03-12 07:51 | Comments(0)