震災から3年~校長講話

3.11東日本大震災から3年              26.3.11

東日本大震災から3年が経ちました。被災地は未だに復興の途中にあります。人々が元の暮らしに戻るには、後どのくらいかかるのかわかりません。そして、最も深刻なのが、東京電力福島第一原発事故による放射能汚染の問題です。放射能汚染により、避難を余儀なくされ、自分の育ったふるさとに戻りたくても戻れない人が、未だにたくさんいます。3年経っても、除染作業がなかなか進んでいないからです。ふるさとに戻りたいと思っていた人の中には、帰ることをあきらめ別の土地に移転することを選んだ人もいます。家族がばらばらに暮らし、生きることの気力さえなくしている人も多くいます。そんな困難の中、被災地の子どもたちは、お互いを支え合いながら困難に立ち向かい、希望を持ち続けがんばっています。たとえ不自由な生活でもわがままを言わずに我慢して一生懸命に生きているのです。

そんな被災地の人たちにしてあげられることはどんなことでしょうか。
今私たちにできることは、被災地の人たちに思いを寄せ、一日も早い復興を願うことです。そして、東日本大震災が教えてくれた津波の恐ろしさと、命の大切さを忘れずに、防災への意識を高め、もしもの時に備えた行動ができるようにしておくことです。自分の命は自分で守ります。改めて、私たちがこうして不自由なく普通に生活できることに感謝の気持ちをもちましょう。

では、皆さんと一緒に、被災された方々に対し哀悼の意を表し、一日も早い被災地の復興を祈りましょう。 黙とう。
by tateyama_shou | 2014-03-11 15:04 | Comments(0)